
「LIDET UWF Ver.1」が10月9日、東京・新宿FACEで開催された。6月9日に新宿FACEでプレ旗揚げ戦「LIDET UWF Ver.0」があり、今回が本格発進となった。「LIDET UWF」は団体ではなく、プロレス団体「GLEAT(グレイト)」を主催するリデットエンターテインメンによるUWFルールの大会。ではUWFとは何か。
旧UWF(ユニバーサル・プロレス)は新日本プロレスから派生した団体で、1984年4月11日に埼玉・大宮スケートセンターで旗揚げ。エースの前田日明、スーパータイガー(佐山サトル)を中心にキック、関節技を主体にした格闘技系プロレスを展開し、KO、ギブアップによる決着“ノーフォールデスマッチ”を標ぼうした。
第1次の旧UWFは85年で活動休止となり、新日本プロレスに吸収された。第2次の新生UWFは新日本から解雇された前田が、88年に旗揚げ。91年1月に解散し、前田のリングス、藤原喜明の藤原組などに分裂。同年5月に高田延彦が新たにUWFインターナショナル(UWF生え抜きインター)を旗揚げし、格闘技世界一決定戦などで「最強」路線を敷いたが、96年12月27日にその歴史を終えた。
「LIDET UWF Ver.1」が開催された10・9には意味があった。1995年10月9日に東京ドームでUインターと新日本プロレスの全面対抗戦が開催され、メインで高田がIWGPヘビー級王者の武藤敬司に敗れ、UWF神話が崩れた因縁深い日付だった。
リデットUWF生え抜きの飯塚優はオープニングの入場式でこうあいさつした。
「近年、だんだんとUの機運のかたまりが感じられるプロレス界ですが、これが一過性のもので終わってしまうのか、それとも太く長く続くものになるのかは、今日この日の僕たちの1戦1戦にかかっていると思ってます。プロレスの歴史が70年、Uの歴史が約40年、僕は100年続くUが見たい」
会員限定コンテンツ「ファイト報知」では、37年のUWFの歴史を「UWFとは何か」として不定期で連載します。
◆「LIDET UWF Ver.1」(9日・新宿FACE)全試合結果
▽シングルバウト(15分1本勝負)
〇宮城倫子(4分21秒、チョークスリーパー)福田茉耶●
▽シングルバウト(15分1本勝負)
〇関根”シュレック”秀樹(3分47秒、ジャーマンスープレックス)藤原ライオン●
▽シングルバウト(15分1本勝負)
〇松井大二郎(9分29秒、アキレス腱固め)井土徹也●
▽シングルバウト(15分1本勝負)
〇中野巽耀(5分47秒、チキンウイングフェースロック)カズ・ハヤシ●
▽ダブルバウト(20分1本勝負)
佐藤光留、〇ロッキー川村2(14分0秒、掌底→レフェリーストップ)田中稔●、伊藤貴則
▽シングルバウト(30分1本勝負)
〇橋本大地(9分14秒、STF)飯塚優●
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