
“主役”をめぐる舌戦から60分フルタイムの死闘へ
試合前は“主役”をめぐる舌戦だった。 「以前はライバルだ、とボク自身言ったけれど、周りが(リーを)そう見なかったし、まだまだ自分の方が優位だと思っていた。だが、今は試合の先のビジョンを描く余裕がない。ただ、余裕がない時のボクが強いというのも知っている。 全日本プロレスの主役は、宮原健斗がいる限りその座を奪うことはできない。ベルトを失って1年半、自分が主役であり続けるために、プロレス界は主役が似合う男、オレに任せろ」(宮原) 「人生の価値観が全く違う。ものを見る目だったり、感じることも、すべてが違う。だから、オレたちは戦う。始まり、始まりだよ。終わるんじゃない。オレは何度も言ってきた。もう、いろいろなことが動き始めている。その始まりだ。 オレがこのベルトを取った時点で時代は変わった。今はオレの時代だ。お前は営業部長で宣伝部長だ。50周年の時に、誰がこのベルトを持っているか。チャンピオンらしく受け止めてあげますよ」(リー) 10月16日に行われた王者リーと宮原の三冠ヘビー級戦は長い試合になった。 最初の15分が過ぎた頃には、30分は超えるものになるな、と筆者は思った。 だが、40分を超えた頃には、これは決着がつかないかもしれない、と思うようになった。宮原が何度ヒザをぶち込んでも、リーは跳ね返した。リーがバックドロップやブレーンバスターでフォールを狙っても宮原は跳ねのけた。 試合終了のゴングの後、2人はリングに大の字になった。全体的にはリー優勢に映った試合だったが、宮原の意地も十分に感じられた。
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