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Friday, July 2, 2021

広域防災拠点 7月上旬に暫定着工 宮城県、貨物駅など撤去 - 河北新報オンライン

 宮城県が仙台市宮城野区のJR仙台貨物ターミナル駅敷地に計画する広域防災拠点を巡り、県は2日、災害時に広域支援部隊が一時集結する広場(約2ヘクタール)の暫定工事を7月上旬に開始すると発表した。広域防災拠点が完成するまでの間、防災機能を一時的に補完するエリアとして整備する。
 同日の県議会建設企業委員会で県側が示した。工事内容は駅ホームなど既存施設の撤去、仮舗装などで、完工は来年3月を予定する。事業費は約3億3000万円で、広域防災拠点の総事業費(約324億円)に含まれている。
 災害時に支援部隊のベースキャンプとして活用することなどを想定する。今回の事業は有事対応が目的で、広場や公園としての平時利用は検討していない。
 県は2015年10月、拠点整備に関する基本設計を策定。16年10月にJR貨物と駅敷地の売買契約を結んだ。当初計画では20年度の一部利用開始を目指したが、移転協議や関連工事の長期化に伴い、本格工事は26年度以降となる見通し。

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