
柳沼広幸
草津温泉(群馬県草津町)の地蔵源泉周辺の再開発で、町が広場や漫画図書ギャラリーなどを建設し、22日に完成式があった。温泉のシンボル「湯畑」周辺が多くの観光客でにぎわうのに対して、訪れる人が少なかったこの地域を「裏草津 地蔵」として整備し、「のんびりと過ごす」新たな名所をめざす。
町は2018年から「裏草津」の開発を進め、地蔵源泉に屋根をかけたり、「目洗い地蔵」があることから「顔湯」などの施設を整備したりしてきた。
今回、新たに完成したのは、緑の植栽をした段々畑のような「高台広場」、群馬県出身の漫画家や著名な漫画家らの1万冊を超える漫画を集めた「漫画堂」、開放感あふれる「カフェ月の貌(かお)」。木造建築で風情がある。事業費は2億6700万円。漫画堂とカフェは運営事業者を公募したが決まらず、開業は先送りになった。
このほか、地蔵源泉近くに体験型施設を建設する。シンボルツリーなども植えて10月ごろに「裏草津」が完成する。観光客が集中する湯畑周辺と違い、「ここは多くの観光客を引っ張ってくるのではなく、のんびりとしてほしい」と、黒岩信忠町長は話した。
草津温泉は新型コロナウイルスの影響で2020年度の観光客数(宿泊・日帰り)は約194万人と、19年度の約327万人から4割落ち込んだ。厳しい中で「裏草津」への期待も大きい。草津温泉観光協会の市川薫会長は「ここはしっとりとした趣があり、もう一つのシンボルができた。コロナ疲れの人には癒やしになる」と話す。(柳沼広幸)
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