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Monday, May 31, 2021

RCカーレースに参戦してみよう!! タミヤチャレンジカップで腕試し - ベストカーWeb


 F1やWRC、スーパーGTなどに代表される「カーレース」。「レースを見るのが好き」というかたもいるだろうが、「自分もやってみたい」という憧れをもってレースを観戦しているかたも多いだろう。

 しかし、例えば、レース参戦、となると、ジムカーナやサーキットでの走行会レベルであっても、クルマの改造や、サーキットまでの交通費や燃料代、グローブ・ヘルメットなどの装備品など、お金と時間がそれなりにかかる。「現実的じゃない」と、諦めている方も多いのではないだろうか。

 実車のレースはなかなか難しいがRCカーであれば、レースの醍醐味を手軽に味わうことができる。必要コストは100分の1以下。

 「ラジコンなんて」とバカにすることなかれ。自分で好きなようにクルマをセッティングし、自分で走らせる。あのレースの緊張感を自らが体験できる。クルマ好き・レース好きであれば、ぜひ一度体験してほしいと思う。

 今回は、そんなRCカーレースの魅力をお伝えするため、筆者が1年程まえからお世話になっているRCレースプロジェクト「南足柄レーシングプロジェクト」主催による、「タミヤチャレンジカップ」への筆者の参戦の様子をレポート。

 タミヤチャレンジカップとは(株)タミヤが協賛して全国各地のRC販売店が開催しているRCカーレースのことだ。通称タミチャレ。

 RCカーをもっと盛り上げるため、RCカー、そしてレース参戦の醍醐味をお伝えできれば、と思う。

文/吉川賢一、写真/エムスリープロダクション

【画像ギャラリー】ドライバーはもちろん、メカニックもチーム監督も全部自分!! RCカーでレース体験!!


■レースは前日から始まっている!!

設営時の風景 体育館のほぼ全面を使う、特設サーキットが完成する

 会場は、神奈川県南足柄市にある、廃校となった小学校の体育館。

 RCカーレース用のカーペットを敷き、仕切り板を並べて、特設サーキットを作り上げている。土曜の朝から設営開始し、設営終了後は練習時間、翌日の日曜がレース日となっている(練習とレースとでは、周回方向が逆になる)、土曜の午前中から、みっちりと走り込みをする猛者も多い。

 土曜の練習日はどんなクルマ(カーペットを痛めるバギーは除く)でも走行OKとしているので、ここだけ遊びに来てもらうのもOKだそうだ。なお、10分毎に入れ替え制(合図が鳴って交代となる)となっており、ちょっと待てば確実に走行できるという、お見事な運営だ。お客さんもマナーが良い方しかいない。

 ちなみに参加人数は土曜が30人弱、日曜日が50人弱。参加層は、30年前のRCカーブームをリアルタイムで経験したような40~50代のオジサンがメインだが(筆者もその一人)、20代の若者たちも多くいる。

■オジサン達の朝は早い

壇上から特設コースを見下ろすと、レースの様子がよく分かる

 レース日のコースオープンは6時。カテゴリは、タミチャレGT、タミチャレM、タミチャレE、そしてオーバルレースが2クラスと、南足柄レーシングプロジェクト(以下MAP)独自レギュレーションのVTA(ビンテージ・アメリカン・トランザム)など、だ。

 今回、筆者は調子に乗って、タミチャレGTと、タミチャレEへダブルエントリしてしまった。

NISSANフォーミュラEチームのカラーリング(左は知人のマシン)を参考に、ホワイトとレッドのボディカラーに仕上げた筆者のマシン(右)

 MAPは、6時から10時までを練習時間としている。久々にRCカーを走らせる方もいれば、セッティングを次々と試したい方など、本番までにしっかり準備ができるようにとの運営側の配慮だ。筆者も、妄想で準備してきたセッティングを試しながら、本日の戦績の皮算用をしていた。

 レースは2回の予選を行い、タイム順に決勝のメイン分けがなされる。決勝では、各メインの1位が上位の決勝に勝ち上がる方式だ。練習が良くても、本番になると、どこかが壊れたり、調子が悪くなったりすることもある。そのため、敗者復活として、何度も走るチャンスがあるのはうれしい。

次ページは : ■「勝ち」を意識すると、とんでもない緊張が…

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