2021年04月14日20時02分
公式練習で調整する羽生結弦＝１４日、丸善インテックアリーナ大阪（代表撮影）
フィギュアスケートの世界国別対抗戦（１５日開幕、丸善インテックアリーナ大阪）に出場する日本代表が１４日、オンライン取材に応じ、男子の羽生結弦（ＡＮＡ）は、開催地の大阪府などで新型コロナウイルス感染が再拡大している中での大会となったことに「何かしらの意味を残したい。普通の試合以上に、いい演技をしないといけない」と抱負を語った。
午後の公式練習でフリーの曲をかけ、４回転サルコーの回転が抜けるなどしたが、それ以外では４回転ジャンプは安定していた。３月下旬の世界選手権（ストックホルム）から帰国後の隔離期間が明けたばかりだが、リンクには通えていたといい、「しっかりと役割を果たしたい」と意気込みを示した。
宇野昌磨（トヨタ自動車）はフリーでトリプルアクセル（３回転半）―４回転トーループの連続ジャンプを組み込む予定で「まとめられるように最善を尽くしたい」。女子の紀平梨花（同）は腰を痛めた影響で４回転サルコーを見送り、フリーは昨季の曲で臨む。「みんな元気に笑顔で終われるような試合になればいい」と話した。
大会は世界選手権男子３連覇のネーサン・チェンがいる米国や、世界女王のアンナ・シェルバコワを擁するロシアなど計６チームが参加。男女各２人、ペアとアイスダンスの各１組でチームを構成し、順位点の合計で争う。 
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