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Wednesday, February 17, 2021

「スマホとしてのあり方」が新しい。ぼくがXperia PROに憧れてしまった理由(2021年2月16日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース

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Photo: 武者良太
シボ加工のたたずまいも、醸し出すスキルも、かっこいい。
僕らは何を求めて、スマートフォンを買い換えるのか。ちょっとそんなことを考えてみました。何だかんだとカメラ性能は大事。フォートナイトモバイルで遊ぶとしたらパワーは求めたい。同時にバッテリーライフが長いモデルがいいという、贅沢な思いもあるけども。
そう考えてみると、近年のチャレンジングな折りたたみスマートフォンにはあまり興味がない自分に気がついた。ギミック満載でも20万円台のスマートフォンって自分ごとにならないなー。いままでと変わらずに、でも少しはより良くなる明日が欲しい。The 保守的ですけど、そんな感じ。
でもね。実売25万円ほどの「Xperia PRO」からうけた印象は違うんです。あれ。変形機能はないけど、25万円の価値があるんじゃないかと思えたのです。なぜだろう。
ベースモデルのXperia 1 IIとほぼ同じ。手にすると全然違う
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Photo: 武者良太
Xperia Proは、2020年6月より販売されたXperia 1 IIをベースとした、ワークスチューンなカスタムモデル。SoC、カメラユニットなどの中核部分は同一です。
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Photo: 武者良太
画面全域にファインダーを広げるのではなく、各種撮影設定に即アクセスできるカメラアプリ「Photography Pro」も同じ。
余談ですが、このPhotography Proは、歴代全スマートフォンの純正カメラアプリのなかで最高のデキだと思う。どうしちゃったのソニー。こんなにわかりやすく操作しやすいUIを取り入れるだなんて、何かいいことがあったの。
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Photo: 武者良太
真っ先にわかる違いは、ちょいと大きく重くなったこと。5Gのミリ波受信アンテナや、放熱対策を追求したことでの大型化。でもその結果というか結晶が、Xperia PROのストイックなかっこよさにつながっています。
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Photo: 武者良太
スマートフォンといったら、まるで化粧品のボトルのようにキラキラしたものばかりでしたが、Xperia PROのエクステリアは #男の子ってこういうのが好きなんでしょ とハッシュタグをつけたくなるシボ加工された樹脂製。握ったときの確固とした塊感がいい。グリップとかのオプションをつけなくても握りやすく、写真も撮りやすく、 #こういうのでいいんだよ と改めてハッシュタグをつけたくなる。レンズも飛び出てないしさ。
正直いえば、金属ボディのほうが好みです。でも手で持って滑りにくいという、道具としてのあり方を念頭においた外装には強い憧れの気持ちが沸き立ちます。
HDMI入力端子という唯一無二のスキル
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Photo: 武者良太
Xperia PROのPROたるゆえん。プロフェッショナルさ。業務的。そんな言葉が脳裏に浮かぶ最大のポイントがHDMI入力。α1/7/9といったデジカメの映像信号を受け止めることができるインターフェースを備えます。
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デジカメにリグを装着する。なおリグがなくてもセッティングは可能だが、端子むき出しのホットシューを使うことになるのであまりおすすめはできず
Photo: 武者良太
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機種ごとの専用リグは、デジカメ側の操作がしにくくならないように設計されている
Photo: 武者良太
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リグに備わる1/4インチネジを締めて固定する
Photo: 武者良太
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リグを固定後、レンズを装着する
Photo: 武者良太
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デジカメ、リグ、レンズを固定したら、Xperia PRO固定用ホルダーを装着する
Photo: 武者良太
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リグの上部や左サイドにあるネジ穴に、スマホホルダーを装着してXperia PROを挟み込む
Photo: 武者良太
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Xperia PROのMicro HDMI端子は下部にある。保護カバーを外して使う
Photo: 武者良太
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Xperia PROにHDMIケーブルを差す。なおここで使用するHDMIケーブルは、合わせて使うデジカメによって異なる
Photo: 武者良太
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テスト時はフルサイズのHDMI端子を持つα7S IIIを使ったため、HDMI-Micro HDMIケーブルを用いた
Photo: 武者良太
ただ単に、デジカメの動画や写真を映し出すというだけなら、他にも選択肢はいくらでもあります。5.5〜7インチのバッテリー内蔵モバイルモニターは1万円台から購入できますから。
しかしXperia PROは通信端末です。3G、4G、5Gに対応した情報発信機です。つまりデジカメと接続することで、デジカメの映像をリアルタイムライブできる配信機材が完成するのです。
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ライブ配信アプリ「Streamlabs」を使う。またはブラウザアプリで「Streamlabs」にアクセスする
Photo: 武者良太
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ライブ配信の設定を行うため、アクセス設定を行なう
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Streamlabsまたはブラウザからのカメラアクセスを許可する
Photo: 武者良太
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使用するカメラを選択する。ここでは「camera2 5,facing back」を選択
Photo: 武者良太
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映像、マイクの設定を行う。なおテスト段階ではHDMI接続したデジカメのマイクは使用できなかった。YouTubeアプリでは使えるかもしれない
Photo: 武者良太
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配信タイトルなどを決め、配信スタートする
Photo: 武者良太
モバイル回線が浸透した地域であれば、デジカメやシネカムとXperia PROを組み合わせることで、TV番組さながらのクオリティの映像を、全世界にオールウェイズお届けできる。
スマホ側にデータを転送すれば、スマホアプリでのカット編集やカラグレもできちゃう。カードリーダーを介さずとも、HDR4K60pで映像を受け取れるXperia PROのポテンシャルが光るシチュエーションでしょうこれは。ZV-1がアップデートして、AndroidとUSBでつなげて生配信できるようになりましたが、あちらは720pですし。
2012年。日本のベンチャー企業だったCerevoがLiveShellという、カメラ&モバイルルーターがあれば即USTREAMやニコニコ生放送ができる機材をリリースしましたが、ついにポケットサイズで配信機能もついたデバイスが登場したとは、と思うと、いろいろ熱い想いで胸いっぱいです。
誰もが買うべきスマホじゃない。けれども
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Photo: 武者良太
世の中にはいろんな「PRO」という文字がつく商品がありますが、こと映像&写真撮影、映像配信の世界において、Xperia PROは唯一の業務用スマートフォン、プロフェッショナルスマートフォンといえるものです。だから、ユーザーを選びます。約25万円というプライスが納得できるものかどうかは、どこまでいっても使い手次第。
よくよく考えると、僕の、写真中心の撮影スタイルには合わないのでローンの計画をストップさせましたが、コイツがあれば自分にできる範囲での生配信にチャレンジしたくなるでしょうし、通信機能つきHDMI入力モニターというガジェットは、バッテリーさえ持てば長く使っていけるだろうという予感もします。スマートフォンでは難しい超望遠撮影や、夜間撮影もデジカメの機種やレンズセレクト次第で自由自在。デジカメとスマートフォンの高度な共存関係が、YouTubeやSNSを用いたあらたなライブ表現を可能にするキーとなるのです。
さらに言えば、スマートフォンが従属側という点も注目に値します。デジカメが主であり、デジカメの魅力を引き出すためのツールとしてXperia PROが存在する。メール、スケジュール、地図、カメラ、音楽プレーヤーなどなど機能の一極集中に価値をつけてきたスマートフォンの、大きな地殻変動となるモデルと言ってもいいでしょう。
Source: ソニー

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