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Tuesday, February 9, 2021

MSI「Prestige 14 Evo」レビュー:快っ適に作業したい人のためのビジネスノートPC - ギズモード・ジャパン

kesanakhir.blogspot.com

「IntelのEvo認定」ということは…?

第11世代Intel Coreプロセッサ搭載の薄型ビジネスノートPC「MSI Prestige 14 Evo」。米Gizmodoレビュー担当者によれば、ほぼ文句なしだとか。一体どんなところが評価されているのでしょうか?


もしも私が学生や教員でWindowsのノートパソコンを検討していたならば、MSIのPrestige 14 Evoを選んでいたと思います。小型で軽く、バッテリーの持ちも良し。ながーい論文も一瞬で保存してくれます。

「Evo」であることの要件

ディスクリートグラフィックスカード搭載の他社ラップトップと比べると価格は高めですが、Prestige 14はIntelのEvo認定。最新の第11世代Intel Coreプロセッサを初めて搭載したラップトップのひとつであり、IntelのProject Athena規格(長いバッテリ寿命、素早い充電、即時起動)対応というスペックです。

今回レビューするのは、Iris Xeグラフィックス、16GBメモリ、1TB NVMe SSD、14インチFHD IPS 1,080pディスプレイ、USB-C Thunderbolt 4ポート2基、USB 2.0が1基、マイク、マイク入力/ヘッドフォン出力コンボジャック、microSDカードリーダー搭載のフル装備のIntel Core i7-1185G7プロセッサモデルです。コンパクトな65W電源アダプタをUSB-Cポートに接続すれば、約30分でフル充電が可能。

FHDディスプレイを搭載したシステムでの急速充電、1秒のウェイクアップ時間、少なくとも9時間のバッテリー寿命、Wi-Fi 6、Thunderbolt4ユニバーサルケーブル接続などは、IntelのEvo認定の通り。IntelもMSIも、宣伝文句の通りの機能を実現させています。

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Photo: Joanna Nelius/Gizmodo

MSI Prestige 14 Evo

これは何:MSIのフラッグシップIntel Evo認定ビジネスノートPC

いくら:1,200ドル(約12万6200円)

好きなところ:バッテリー持ちの長さ、充電の速さ、USB-C Thunderbolt 4ポート、デザインなどなどほぼすべて

好きじゃないところ:タッチパッドのサイズと位置

Prestige 14の価格は1,200ドル(セールで約950ドル=約9万9900円になっているのも見かけました)。仕事用あるいはゲーム用PCと比較すると少々高めです。512GB NVMe SSDを搭載したモデルだと50ドル安く、Intel Corei5-1135G7と512GB NVMe SSDを搭載したモデルだと約1,100ドル(約11万5700円)になります。

Prestige 14がEvo認定で、起動が早く充電も素早いことを踏まえると、この金額は納得できるはず。実際、これらをあまり重視していなかったわたしも、使っているうちに考えが変わるほどこのスペックに惚れ惚れしています。

ウェブカメラのクオリティにも驚かされました。標準の720pHDカムですが、通常よりも(あるいは少なくとも私が慣れ親しんでいたものよりも)広く大きめなレンズの角度で、顔だけでなく上半身の一部を捉えてくれます。これにより、バーチャル空間でもクラスメイトや同僚と向き合って座っているような物理的な効果が感じられます。対面での体験に取って代わることはできないとはいえ、インターネットの向こう側で親しみやすい距離感を生み出しているような印象です。

キーボード周りの使いやすさは?

Prestige 14は軽量ポータブル。重さ1.29kg、16.9mmという薄型です。蓋を開けると底面に隙間ができるので、風通しが良くなるのと、わずかな傾斜によりタイピングがしやすくなるのも嬉しいポイント。

タイピングについてもっと言えば、細かいですがキーボードの配置も文句なしです。ちょっと変な言い方かもしれませんが、デスクトップキーボードを何年も使用してきた自分の筋肉が記憶しているものとちゃんと一致している感じがします。あと図書館で使っても迷惑がられないのではと思うくらい、キーを押す音も小さいです。

ただキーボードエリアに関しては、ひとつだけ使いづらさを覚えたところがありました。タッチパッドがちょっと大きすぎるんです。本来なら手首を休ませるはずの部分の大半のスペースを覆ってしまうので、手首や手のひらがパッドを誤クリックすることが何度かありました。手が大きい人など、同じ問題に直面しない人もいるのかもしれません。わたしの場合、両方の手首をタッチパッドの上に置いたり、キーボードの上に手を置いて、ちょっと下向きな感じにタイピングしたりして対処しています。

タッチパッド自体は、ちゃんと機能しないとか、指先のタップとプレスが正しく反応してくれないとかではまったくないので、配置とサイズさえどうにかなればもう少し快適にタイピングができたのかも、と思っています。

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Photo: Joanna Nelius/Gizmodo
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Photo: Joanna Nelius/Gizmodo
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Photo: Joanna Nelius/Gizmodo
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Photo: Joanna Nelius/Gizmodo
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Photo: Joanna Nelius/Gizmodo

細部までうまく設計されている

Prestige 14とIntel Core i7-1185G7のパフォーマンスについてはすでに先述した通り(最新のAppleシリコン搭載MacBook ProAMDの最新モバイルプロセッサの比較はそれぞれのリンクへ)ですが、簡単にまとめると次の通りです。4コア/8スレッドプロセッサの場合、一見小さな構成ですが多くのパワーが期待できます。Prestige 14は(HandbrakeよりもAdobe Premiere Proでの方がはるかに素早くエクスポートできますが)3Dレンダリングやビデオトランスコーディングというよりも、どちらかというと日常的なMicrosoft Officeでの作業画像処理などを強みとしています。Iris Xeグラフィックスにより、『Far Cry 5』のようなゲームも他の統合グラフィックスと比較して非常にうまく処理できます(低設定で720pで毎秒55フレーム)。

タッチパッドのサイズを除外視すれば、MSIのPrestige14 Evoはもはや文句なしです。細部までよく考えて設計されていて、バランスも良し。Chromebookよりも高速で堅牢性の高いラップトップが好きだという人は特に相性が良いのでは?

メモ

・コンパクトで軽量。

・Intel「Evo」プラットフォームの謳い文句どおりのパフォーマンス

・キーボードは素晴らしく、タッチパッドはちょっと場所が違えばもっと良かった

・バッテリー寿命が長く、頼もしい!

・ちょっと高価だけれども、その価値はあるはず

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