macOS Big Surには深刻な問題があり、十分な空き容量がないMacをアップグレードしようとするとデータが失われる可能性があるとの報告が複数ありました。アップルがこの症状に対処したmacOS Big Sur 11.2.1の新たなビルドをリリースしたことが明らかとなりました。
この問題は、Mac関連ブログMr.Machintoshが報告していたもの。macOS Big Surに初めてアップグレードする際には35.5GBの空き容量が必要となりますが、十分なストレージがない場合でもmacOSはアップデートを開始。その結果インストール失敗し、再起動を繰り返して内部データにアクセスできなくなったとの声が、何人ものユーザーから寄せられたと述べられています。
そしてアップルは新たなmacOS Big Sur 11.2.1の新ビルド(20D75)をひっそりと配信開始したとのこと。先日配信されたビルドは20D74ですが、公式には修正版がリリースされたことは告知されていません。
macOS Big Sur 11.2.1 (20D75) full installer is now available for download.
I've confirmed the new installer now checks for free space properly.
This was a serious problem, and I'm glad users will no longer get caught by this issue. https://t.co/dYSuRjdd4p pic.twitter.com/ILxoKfhORn
— Mr. Macintosh (@ClassicII_MrMac) February 15, 2021
新たなビルドではストレージの空き容量を正しくチェックし、十分に確保できていない場合は中止されます。つまり、まだアップグレードしていないMacのトラブルを未然に防ぐだけで、すでにインストールを始めた後にブートループに陥ったMacを救うわけではありません。
この不具合の影響を受けてしまったMacについては、上記Mr.Macintoshブログにファイルを復元する詳細なやりかたが解説されています。それでも上手く行かなければ、macOSをクリーンインストールした後にTime Machineのバックアップから復元するしかない模様です。
Source:Mr.Machintosh
via:9to5Mac
からの記事と詳細 ( macOS Big Surインストール時に十分な空き容量がないと起動不能になるバグが修正 - Engadget日本版 )
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科学&テクノロジー
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