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Sunday, January 10, 2021

「本当の愛とは何か」という難問にいくつもの正解を教えてくれるAmazon Prime Videoのオリジナルドラマ「モダン・ラブ~今日もNYの街角で~」 - @DIME

「本当の愛とは何か」という難問にいくつもの“正解”を教えてくれる作品が、Amazon Prime Videoオリジナル『モダン・ラブ~今日もNYの街角で~』だ。

ニューヨーク・タイムズ紙で15年以上続いている読者投稿の人気連載『モダン・ラブ』をドラマ化した、全8話のオムニバス。

1話約30分、内容も比較的穏やかなので、就寝前などにリラックスしながら視聴できる。

監督は『はじまりのうた』『ONCE ダブリンの街角で』ジョン・カーニー。第3話には『レ・ミゼラブル』アン・ハサウェイ、第7話には『ぼくとアールと彼女のさよなら』『レディ・プレイヤー1』オリビア・クックなど豪華キャストが集結している。

あらすじ

マンションの住人女性と父親のようなドアマンの友情物語『私の特別なドアマン』(第1話)。

アン・ハサウェイが深い孤独に苦しむ女性を熱演し、ミュージカルも披露する『ありのままの私を受け入れて』(第3話)。

熟年夫婦の関係をテニスにたとえた『夫婦という名のラリーゲーム』(第4話)。

約30歳上の男性に“父親”を求める若い女性の繊細な心の動きを描く『パパみたいな人とデート?』

ほか全8話

見どころ

さまざまな“ラブ(愛)”のあり方を紹介する本作。実話に基づいていると思うと、もたらされる感動もひとしお。

同性愛、夫婦愛、友愛、プラトニックな恋愛、父性愛、シニアの穏やかで深い恋愛、自分自身への愛、そして既存の言葉では説明できない“その他の愛”……。

毎日毎分毎秒、浮かんでは消える十人十色の“愛”。

愛は、悩み苦しんだ末に導きだすものではなく、生涯続くから本物というわけでもなく、最初から空気のように「ただそこにある」ものなのかもしれない。

愛の定義なんて実は難しく考えるべきものではなく、その人が出した答えは、何であれ正解。

他人が「それは本物の愛ではない」などと否定すべきものではないのだ。

個人的オススメは、第1話の『私の特別なドアマン』。

ダメ恋愛ばかり繰り返しては傷つくマンション住人のマギーを、父親のように、はたまたボディガードのように見守るドアマンのグズミン。

東欧出身で政治運動家の両親が逮捕されるという過酷な生い立ちのグズミンは、男の本性やマギーの異変まですべてお見通し。さらに、どんな人生相談にも応じてくれる。

ダンディでハードボイルドな雰囲気が魅力的で、厳しさと優しさを兼ね備えた父性愛溢れる男性だ。

このエピソードは、漫画的な楽しさもある友情物語。見終えた後には、雲ひとつない青空のような爽やかな感動に包まれるだろう。

本作は、好評を受けてシーズン2への更新も発表済み。今度はニューヨークを飛び出し、他の街を舞台に色とりどりの“モダン・ラブ”を描いていくそうなので、ぜひ期待したい。

映画『モダン・ラブ~今日もNYの街角で~』
Amazon Prime Videoにて独占配信中

文/吉野潤子

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