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Tuesday, December 29, 2020

マイクロソフトの次世代ゲーム機「Xbox Series X|S」発売までの動きを振り返る - CNET Japan

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 マイクロソフトが展開しているゲーム機「Xbox」シリーズで、Xbox Oneの後継に当たる次世代ゲーム機「Xbox Series X」と「Xbox Series S」が、11月10日に発売された。

 Xbox Series Xは、Xbox史上最も高性能なコンソール機とうたい、4K/120fpsでのゲームプレイやゲーム読み込み速度の大幅向上などを特徴としている。一方のXbox Series Sは、Xbox史上最小のディスクレスタイプコンソール機としてリリースした。そんな2タイプのゲーム機について、発売までの動きを振り返る。

「Xbox Series X」(左)と「Xbox Series S」(右)
「Xbox Series X」(左)と「Xbox Series S」(右)

 次世代のXboxゲーム機については、2018年の段階で開発を表明。2019年に入り「Project Scarlett」の名称で、2020年のホリデーシーズンに発売することを公表。後に正式名称となる「Xbox Series X」を発表した。

マイクロソフト、次世代「Xbox」ゲーム機を開発中と発表(2018年6月11日掲載)
次期「Xbox」、2020年発売で開発コード名はScarlettか(2018年6月13日掲載)
マイクロソフト、次世代Xbox「Project Scarlett」を2020年リリース(2019年6月10日掲載)

 2020年に入ってからは徐々に情報公開が行われ、最大120fpsのサポートや、ゲーム機が中断状態にある場合に、直ちにゲームを再開できる「Quick Resume」機能、Xbox 360や初代XboxのゲームでXbox Oneに対応しているものも含めた、Xbox Oneのゲームについて後方互換性を備えているといった特徴が明らかになった。このほか、後にXbox Series X|Sでも利用できるゲーム定額制サービス「Xbox Game Pass」の日本サービスが開始された。

「Xbox Series X」のスペックが新たに公開--処理能力や後方互換性など(2月25日掲載)
「Xbox Series X」、詳細スペックを公開--読み込み速度も向上(3月17日掲載)
日本MS、ゲームの定額制サービス「Xbox Game Pass」を4月14日から開始(4月8日掲載)
「Xbox Series X」のゲームプレイ動画、来週公開へ--「アサシン クリード」新作も(5月1日掲載)
「Xbox Series X」、旧作ゲームもHDRで表現--フレームレート2倍も(5月29日掲載)
マイクロソフト、「Xbox Games Showcase」を7月23日に開催へ(7月7日掲載)

 当初、Xbox Series Xとあわせてリリースすることを告知していた大型タイトル「Halo Infinite」は延期に。そんななかで、新ゲーム機となるXbox Series Sが公表され、ともに11月10日発売を発表。日本でも、米国などと同じく11月10日発売することもあわせて発表された。またXbox Series Sについては、発売前に国内価格を改定するといった出来事もあった。

「Xbox Series X」、11月発売へ--「Halo Infinite」は2021年に延期(8月12日掲載)
Microsoft、新たな次世代機ゲーム機「Xbox Series S」を発表--価格は299ドル(9月8日掲載)
新型ゲーム機「Xbox Series S」、11月10日に発売へ(9月9日掲載)
マイクロソフト「Xbox Series X」、価格は499ドルに--11月10日発売(9月10日掲載)
「Xbox Series X」と「S」、日本でも11月10日発売--国内価格もそれぞれ公表(9月10日掲載)
日本MS、ゲーム機「Xbox Series S」の国内価格を改定--2万9980円に(9月24日掲載)

  発売に先駆け、編集部にXbox Series Xが到着したこともあり開封の儀やインプレッションを掲載。新型コロナウィルス流行の影響もあってか、発売にあたってのセレモニーなどは行われず静かな発売日を迎える形となった。それでも品薄の状態とされており、国内でも同様の状況となっている。

発売に先駆け「Xbox Series X」開封の儀--まさにボックスと言える本体に(10月28日掲載)
「Xbox Series X」開封後からセットアップまでを写真で紹介--Xboxアプリを活用(11月5日掲載)
発売日を迎えた「Xbox Series X」を体験--静音稼働やロードなどの速さが特徴(11月10日掲載)
「Xbox Series X」をiFixitが分解--冷却重視の設計が明らかに(11月12日掲載)
「Xbox Series X」「Xbox Series S」、品薄は年明けも続く見通し(11月17日掲載)

Xbox Series Xを実機で体験。最新タイトルだけではなく、Xbox 360との後方互換により、懐かしのタイトルで楽しむ時期もあった
Xbox Series Xを実機で体験。最新タイトルだけではなく、Xbox 360との後方互換により、懐かしのタイトルで楽しむ時期もあった

 筆者は発売日以降もXbox Series Xを合間を見て触っているのだが、同時期に出た他の次世代ゲーム機は触っていないので比較できないものの、やはりハイエンドゲームにも関わらずロードが早いことと、駆動音やファンの音が気にならないぐらい静かなことは、ゲーム体験を阻害しない要素としてとても大きいと感じている。またXbox Game Passについては日本向けにも楽しめるタイトルが相応にあるうえ、「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」が発売と同時に追加されており、なかなかプレイできていなかった筆者にとっては魅力的に映ったところだ。

 もちろん多くのタイトルがマルチプラットフォームで展開していることもあるため、Xbox Series X|Sならではのタイトルも期待したいところだが、直近ではPC向けの「Microsoft Flight Simulator」のXbox Series X|S版が、2021年夏にリリースされることがアナウンスされている。PCで要求されるスペックなどが高く、なかなかプレイできていなかっただけに楽しみにしたいところ。もちろん、まだまだこれからのゲーム機ではあるが、国内を含めた品薄の状態が解消されることを望みたい。

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