『あしたのジョー』が与えた衝撃
全面広告は8月30日、東京都・静岡県など1都7県で配布されている、朝日新聞朝刊に登場しました。 真っ白な背景の中にたたずむのは、人気漫画『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈です。強敵との激闘を終え、イスの上でぐったりとうつむく。あまりにも有名なラストシーンの左上を見ると、「Thanks.」の文字が。右下には「としまえん」のロゴも刻まれています。 一分の無駄もない、シンプルな構成。ツイッター上には「行ったことなくても寂しい」「家族で訪れた時の思い出が蘇ってきた」など、惜別のつぶやきがあふれました。多くの人々が関連情報を投稿し、同日中にトレンド入りも果たしています。
「世間の期待、裏切りたくなかった」
としまえんは1926(大正15)年9月15日に開園し、住宅街に立つ遊園地として、地元民を中心に人気を博します。しかし2011年、東京都が災害時の避難場所に使える都立公園とする方針を決定。今年6月には、土地を所有する西武鉄道が、8月末での閉園を明らかにしました。 今回の広告は、ファンが連日、現地に赴いているタイミングで公表されたものです。どのような狙いで制作したのか、運営企業である株式会社豊島園の内田弘事業運営部長(65)に聞きました。 としまえんの広告の特徴といえば、その新奇性です。過去には「史上最低の遊園地」という自虐的なキャッチコピーを打ち出し、注目を集めています。また夏になると、名物の「流れるプール」にちなんだ、遊び心あふれる作品を量産してきました。 「今年5月頃から広告の検討に入りました。作るなら、お客様に感謝を示せる内容にしたい。でも単に『ありがとう』と伝えるだけでは、世間の期待を裏切ることになってしまう。そこで広告代理店と協議した結果、『あしたのジョー』のデザインが提案されたんです」 イラストに描かれた丈は、死力を尽くし、灰のように燃え尽きています。加えて、口元にたたえたほほえみは、悔いのなさを象徴しているようです。 これほど、今のとしまえんに重なるイメージはない――。漫画を手がけたちばてつやさんが、練馬区の名誉区民であることも手伝い、採用する運びとなりました。
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August 31, 2020
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真っ白な灰に…としまえん最後の新聞広告、担当者が守った「鉄の掟」94年分の「感謝」伝える作品の舞台裏(withnews) - Yahoo!ニュース
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