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Friday, July 3, 2020

海が熟成、日本酒の味 喜多方の酒造会社と陸前高田の企業が連携 - 福島民友

 会津と陸前高田の交流の架け橋に―。

 喜多方市と岩手県陸前高田市の有志が、海に沈めて「海中熟成」させた日本酒を販売する。5日に陸前高田市沖に沈め、10カ月程度寝かせて完成する。

 参加する笹正宗酒造(喜多方市)の社長岩田悠二郎さん(33)は「熟成の仕組みを学びながら、新しい魅力を作っていきたい」と意気込む。

  笹正宗酒造と、陸前高田市で地域資源の開発・販売を行う合同会社ぶらり気仙が共同で行う。ぶらり気仙は日本酒の海中熟成を体験する観光振興を手掛けており、共通の知人を介して両者の協力が決まった。連携を強くして、互いの地域経済発展を目指す。

 海に沈めるのは、笹正宗酒造の純米吟醸酒720ミリリットル入り100本。深さ約10~15メートルの場所で熟成させる。

 岩田さんによると、海中熟成をすることで波の揺れなどで日本酒にまろやかさやうまみが増すという。

 また、フジツボなどが付着するため、見た目の味わい深さもいっそうだ。

 商品名は両市の名前を用いた海中熟成日本酒「喜TAKATA(きたかた)」。会津桐の箱に入れて販売する。8月1日から予約を受け付け、価格は1本7千円(税抜き)としている。

 5日は取り組みに賛同するオクヤピーナッツジャパン(喜多方市)の社長松崎健太郎さん(44)、ぶらり気仙とつながりのある裏磐梯レイクリゾート(北塩原村)の小田嶋聡さん(45)も参加する。日本酒のほかに、しょうゆも沈めて、両市の特産を使った新商品開発も目指す予定だ。

 4人は6月24日、5日に向けて打ち合わせを行った。ぶらり気仙の川上桂佑さん(28)は「岩手と福島の人たちが互いの地を訪れるきっかけになれば」と話し、岩田社長は「日本酒を熟成させることで酒造りの可能性を知りたい」と期待を寄せる。

 来年の大型連休ごろには裏磐梯レイクリゾートでも販売する予定。予約などの問い合わせは笹正宗酒造(電話0241・24・2211)へ。

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