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Wednesday, June 3, 2020

安威川ダム建設中止の訴え退ける|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp

大阪府が茨木市に建設を進めている安威川ダムについて、反対する地元の住民が地震などで崩壊する危険性があるとして建設の中止を求めた裁判で、大阪地方裁判所は3日、「安全性を欠くとはいえない」と判断し、訴えを退けました。

安威川ダムは、大阪府が府北部の安威川流域の洪水を防ぐため、1536億円をかけて6年前から建設を進めている、総貯水容量が京セラドーム大阪およそ15杯分の1800万立方メートルのダムで2年後(令和4年)に本体が完成する予定です。
このダムをめぐり、大阪・茨木市の安威川流域に住む住民4人がダムの周辺には多くの断層が入り組み、地盤も弱く地震などでダムが崩壊する危険性があるなどとして、建設の中止を求める裁判を起こしていました。
3日の判決で大阪地方裁判所の三輪方大 裁判長は、「断層についての府側の専門家の調査手法は適切で、建設するうえで注意は必要ないという判断は不合理ではない。ダムの地盤も弱い部分は補強工事が行われていて、安全性を欠くとはいえない」と述べ、訴えを退けました。
判決について原告の1人、江菅洋一さんは、「こちらが主張した活断層の危険性などにきちんと触れられていないと思うので控訴する」とコメントしています。
一方、大阪府は、「府民の安心・安全のため今後もダムの完成に向け着実に工事を進めていく」というコメントを出しました。

【安威川ダムとは】。
安威川ダムは、茨木市を流れる安威川の流域で53年前の昭和42年に起きた豪雨災害をきっかけに、洪水対策と生活用水の確保のため大阪府が建設を計画しました。
その後、府の水の需要見通しが少なくなったため、洪水対策のみを目的としたダムに計画変更されました。
10年前(平成22年)、国のダム事業見直しの対象となりましたが、ほかの洪水対策より費用面や完成時期などからもっとも有効として事業が継続されました。
そして6年前(平成26年)からダムの本体工事が始まり、これまでに総事業費の8割にあたる1224億円が使われました。
府によりますと、ダムの本体工事が始まったあと、地盤の風化が発見されたり、大雨によるひび割れが発生したりしているということですが、それらの対策工事を行ったうえで、2年後の完成を目指して工事を進めているということです。

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