突然ですが、シラスってどうやって食べてます?
大根おろしにのっけるか、たまご焼きに入れるか……ぐらいという人も多そうですね。
あのですね、オリーブ油と混ぜてシラスオイルにするの、けっこうおすすめ。
何か一品ほしいときに、かなり役立ってくれますよ。
- オリーブ油 大さじ1
- シラス 大さじ1
- 塩 小さじ1/6(ひとつまみ程度)
基本、混ぜるだけで完成!
オイルというとカキのオイル漬けのように保存食的なものをイメージされるかもですが、私はこれ即席のドレッシングというか、うま味調味料的にいろんなものにかけて使ってるんですよ。
注意点☆
- オリーブ油と塩を先によく混ぜてから、シラスを加えてください
- シラスはものによって塩気がけっこう違うので、塩少なめにしています。以下に紹介する料理で味の薄い場合は、追い塩パラッとかけてください
さあ、いろいろアレンジしていきましょう。
おすすめは「野菜にかけるだけ」
おすすめその1、トマトにかける。
単なる「切ったトマト」がちょっとした副菜に、おつまみになりますよー。
おすすめその2、キュウリにかける。
生野菜は何にかけてもおいしくなりますが、特にトマトとキュウリはいいですねえ。私は黒コショウをここに挽くのが好きなんです。
ちなみにキュウリはピーラーでこのように“しま”にむくと、青みがライトになって食べやすくなりますよ。
おすすめその3、豆苗とさっくり和えて、サラダに。
豆苗、生でもいけます。レモンぎゅっとしぼるとさらにおいしく。
おすすめその4、ピーマンにかける。
細切りにしたピーマンを耐熱容器に入れ、レンジにかけて(500wで2分程度)、シラスオイルで和えるとね、オツなつまみになるんだこれが。
塩気がもうちょいほしいようなら、ちょっと醤油をたらしても。ゴマぱらりもおすすめ。
パセリやネギを加えても◎
シラスオイル、構成的には
シラス=うま味
オリーブ油=全体をまとめるもの
という感じ。ここに「香り」を担当してくれるものを入れると、さらに味わいランクアップ。
苦味が平気なら、パセリを刻んでシラスオイルに加えるのもおすすめです。
冷奴の薬味にするの、うまいんだなあ(写真上)。日本酒でもいいし、白ワインのつまみにも。三つ葉を刻んでシラスオイルに加えたのも、豆腐によく合います。
ネギ×シラスオイルはより食べやすく、超絶おすすめ。
細ネギをたっぷり混ぜました。冷やしトマトにのせるのね、いいんですよ……。
もしできれば、シラスネギオイルをのせてからラップして、冷蔵庫に30分ぐらい置いてください。全体がよくなじんで、よく冷えて、これからの梅雨~夏の時期にぴったりなんですわ。
蕎麦やオムレツとも相性ヨシ
シラスネギオイル、蕎麦にのっけて、めんつゆでぶっかけにしてもおいしい。
これまた夏に向いてるメニューですな。さらにミョウガ、刻み海苔なんか加えても。
シラスネギ、シラスパセリ、あまったら一緒にして、溶きたまごと混ぜて焼いちゃえばまた一品になります。
白ワインのつまみにも、バゲットのおともにも。玉子焼き風に巻いて、お弁当のおかずにもいいですよ。
シラスはたんぱく質もカルシウムも補ってくれる便利でありがたい食材。 副菜づくりにどうぞ活用してください。
なるべくフレッシュな感じで楽しみたいので、私は都度使い切ってます。余った場合は冷蔵庫で3日ぐらいの保存を目安に。
「メインおかず作って、副菜まで作るのがしんどい……」という声をよく聞きます。「野菜切っただけ」をちょっとおいしくしてくれるシラスオイル、試してみてくださいね。
企画・文・撮影:白央篤司(はくおう あつし)
「暮らしと食」、郷土料理やローカルフードがメインテーマのフードライター。CREA WEB、Hot Pepper、サイゾーウーマン、hitotemaなどで連載中。主な著書に『にっぽんのおにぎり』『ジャパめし』『自炊力』『たまごかけご飯だって、立派な自炊です。』など。家では炊事全般と土日の洗濯、猫2匹の世話を担当。
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May 28, 2020 at 03:30PM
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