広島は１２日、同県三次市で新型コロナウイルス感染のクラスターが発生し、１１日に県内の感染者が一気に２６人増えたことを受け、選手を２組に分けて続けてきた午前と午後の時差練習で、首脳陣も初めて２組に分割する措置を取った。午前の練習を担当した高ヘッドコーチは「１１日から（感染者が）増えたので２つに分けた方がいいということになった。野手と投手も交わらない、個人練習のような形」と説明した。
この日は雨天だったため各部の練習時間も通常より３０分短い１時間３０分にとどめ、投手陣はブルペンやウェートルームで調整。野手陣は室内練習場でフリー打撃やランニングを行った。佐々岡監督は午後の練習を指揮。「電話のやりとりや、何かあれば僕やヘッドのところに連絡があるだろう」と、情報交換を密に行う考えを示した。投手コーチ、打撃コーチ、守備コーチはそれぞれ２人いるため午前と午後に１人ずつ配置し、１３日以降も時差練習を続ける。（坂口 愛澄）
報知新聞社
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