去年の台風１９号で浸水した埼玉県川越市の特別養護老人ホームの入居者が、施設が復旧するまでの間、介護を受けながら生活できる福祉仮設住宅が完成し、来月から受け入れが始まることになりました。
去年の台風１９号では、川越市の特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」が近くの川が氾濫して浸水し、台風から５か月余りたった今も入居していた７３人が、別の福祉施設での生活を余儀なくされています。
こうしたなか、埼玉県は川越市の小学校の跡地に６億４０００万円余りをかけて、入居者が施設が復旧するまでの間、介護を受けながら生活できる福祉仮設住宅を整備しました。
施設は軽量鉄骨造りの平屋建てで、外観は通常の仮設住宅のように見えますが、建物の中は廊下などの段差をなくし、介助しやすいようにトイレや浴室のスペースが広く作られています。
埼玉県によりますと、大型の福祉仮設住宅の建設は、北海道厚真町に続き全国で２例目で、来月から避難している７３人の入居が始まるということです。
「川越キングス・ガーデン」は、現在の場所からおよそ３キロ離れた場所に移転する計画で、２年後の３月に施設が完成するまでの間、入居者は福祉仮設住宅で生活することになります。
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March 29, 2020 at 10:51PM
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川越市に「福祉仮設住宅」が完成｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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